カフェパウゼをあなたと

コーヒー片手に語らいを!わたしと、みんなと、そしてあなた自身の過去・未来と。

ペルソナとクラスタ、「じぶん会議」

学会懇親会での実話から

「○○さん、もしかして、カフェパウゼってご存知?」
2年ぶりに参加した学会の懇親会。遠方で日頃なかなかお会いできないZ先生に呼び止められた。
おっとっと・・・やっぱり見つかってるなあ。
「実はね、こないだの研究会で・・・」
どうやら、福岡高裁の上告却下と地方自治法96条1項12号についての覚え書き - カフェパウゼをあなたとのことだ。この記事をたたき台に議論してくださったらしい。ありがたい。
「匿名ブログの記事だったものだから、引用できなかったんだけど、参考になりました」
某企業法務戦士様のブログ記事が判例評釈で引用されている例を見かけたことはあるが、確かにためらうよなあ。
・・・それでだ、この後どういうスタンスでこの先生とお話を続ければ良いかな?

こんなとき、私は頭の中で見えない「仮面」を両手に抱えてあたふたしている。
おっかしいなあ、今日は「公法研究者のひよこ○○○○」のペルソナかぶってやってきたのに、呼び止められてから「コーヒー好きブロガーぱうぜ」のペルソナ出てきちゃったよ。さて、どっちかぶろう・・・?どっちの子を前に出そう?あたふたあたふた。そうこうしているうちに、再会と発見を喜んだ笑顔を浮かべながら、Z先生は去って行った。

ペルソナとクラスタ

ペルソナが仮面である、というたとえはちょうどこの学会でも話題になっていた。もともとこのテーマをきちんと勉強したわけではないから、論文で書く資格はない。けれど、ブロガーぱうぜのペルソナがしゃべりたがっているから、自分語りを続けようか。
「ん、ペルソナがしゃべりたがっている?それどういうことよ。」研究者ペルソナが突っ込み返す。
ブロガーぱうぜ、答えに窮す。・・・ちょっと間があってから、ぱうぜは続ける。
「だって、こんな面白いことなかなかないよ。学問のお作法は大事だけど、ここなら書いても良いでしょ」
研究者ペルソナは「不作法だな、つるし上げられても知らないよ」なんていいながら、「それにしても、どうして呼び止められた後にあたふたしたんだろうね、私たち」と問題提起。
「え、だって、研究者クラスタの場に居ると思ったのに、ブログの話をいきなり振られたからじゃないの」
と、食いしん坊でサービス業経験者のペルソナがもぐもぐ言わせながら割り込んでくる。
「そうだよ、Z先生にはお伝えしてなかったからね、本当にびっくりしたんだよ」
「それって、お伝えしている人との会話だったら、あたふたしないの?」
うーん。
書き進めている手が止まる。
「たしかに、もうばれちゃってるときは開き直っているよね」
「結局ブロガー名刺何人に渡したの?」
「10人かな」
「まあ、もうそこまできたら諦めたら?」
「別に、悪いことしているつもりは無いんだけどね」
「引用されるのって悪い気はしないな」
・・・あれ、いま誰がしゃべってるの?

脳内「じぶん会議」

どうも、自分の中にはたくさんのミニ自分がいる。彼女たちは、それぞれがペルソナと言うべき仮面をもっていて、そのうち一人を表舞台に立たせながら生活している。内面と向き合おうとすると、好き勝手にしゃべり出すのだ。何かを決めるときには、わーわーと騒ぎながら意思決定。でも、別に「別人」というわけではないから、時々だれがしゃべっているかわからなくなる。
まあいいか、これも自分の中での「対話」か。

Twitterで拾ってくる「ミニ○○さん」

この脳内「じぶん会議」、ときどきゲストがやってくる。自分の中にない専門性や趣味、そして「物事への切り込み方」が欲しくなるときだ。そんなときは、過去の記憶から、詳しそうな人を引っ張り出してくる。正確には、自分がイメージするその分野のマスターに当たる人。
ミニ○○さんは、私の中での「○○さんならどう言うかな」という答えの集合体だ。

直接お会いした人も多いけど、全然違う考え方は、ときとしてTwitterから拾ってくる事が多い。だから、○○には実名が入ることもあれば、ハンドルネームが入ることもあるし、「〜〜としての○○さん」が入ることもある。

時々、ミニ○○さんとミニ▲▲さんがやってきて、脳内「じぶん会議」でケンカをはじめる。ああ、意見が真っ向対立しているんだ。そんなとき、必死でメモを走らせる速記者ペルソナ。・・・この子誰なんだ。
まあ、そんな風にして、自分の中でもいつも対話が行われている。
今日も脳内がせわしない。

「知り合い何人ってカウントできないよ・・・」

先輩に「結局、貴女にはネットも含めて何人知り合いがいるんですか」って問い詰められたけど、ネット上のAさんと目の前のBさんが違うミニ○○さんを形成していて、時々同一人物だったりやっぱり違う人だったりするとき、何人ってカウントすれば良いんですか。誰か教えて。

終わりに

この記事は脳内ダダ漏れモードで書いてみました。まあ、たまにはこんなのも良いでしょ。
・・・ん、あんた誰?どうやらいつものブロガーぱうぜじゃない人が書いたらしいです、これ。まあ、同一人物だから良いか。

それじゃあ、またどこかでカフェパウゼを。