カフェパウゼをあなたと

コーヒー片手に語らいを!わたしと、みんなと、そしてあなた自身の過去・未来と。

物語るブロガーは語り得ぬものを語ろうとしている

物語るブロガー達について語ろう

「おいおいぱうぜさん、また訳のわからないことを・・・物語るブロガーって何よ?」
「長文を投下するブロガーには、物語を好む人達が一定数いるんですよ。」
「そういったって・・・具体例を出しなさい、具体例を。」

やっぱり教授はせっかちだなあ。ちょいとお待ちを。
前回の記事(あの #憲法ガール がついに書籍化!ブログからまた新しい本が生まれました - カフェパウゼをあなたと)でも言及した憲法ガール。

憲法ガール

憲法ガール

これは、もともとはブログで連載していた小説形式の司法試験解説。
それに似ているブロガーさんが、他にもいるって伝えたい。

「一番最初にハマったのは、こちらです。とし(@)さんのタスククエスト。」
タスククエストまとめ « はれときどきくもりZ
「クエストって、ドラクエとかああいうの?」
「そう、いわゆるファンタジーの世界の冒険者を例に挙げて、タスク管理の重要性を教えてくれるんですよ。としさんは小説家志望だけあって、ほかにも魅力的な童話を連載中です。」

「他にもあるんだろうね?」
「創作の世界に大きな羽を広げているのは、やっぱゆきみ(@)さんかなあ。書評と創作とが一体となっている記事もあるくらいだし。」
『そのとき、本が生まれた』 - なんかカラフルな生活
「書感SS(ショートショート)とは、新しいねえ。」
「表現の限界に挑んでいる感じがするんですよ。また、同じ著者の七つの習慣関連の連載も好きです。」
"小説(ファンタジー)" - 記事一覧 - なんかカラフルな生活

「他にはないのかい?」
「このブログでよく紹介している倉下忠憲(@)さんも、ときどきショートショートを投下していますね。一番好きなのは、やっぱクリスマスのサンタネタ。毎年投下されているけど、去年のは特にじんわりきた・・・」
R-style » Rashita’s Christmas Story 4

物語るブロガーが語ろうとしているものは?

「それで、どうしてこんなに並べてみたんだい?」
「彼ら/彼女らが書こうとしているものは、私には書けないものなんです。なんか、ほわーっとした部分をつかもうとしているような。」
「それじゃあわからない。ちゃんと言葉にして。」

教授はいつも、じっとこちらをみて問い詰めてくる。
ここで負けてはいけない。

「・・・まさに、それなんですよ。言葉に出来ない部分を、語ろうとしている。」
「えっ?」
「さっき紹介したブロガー達は、おそらく、語り得ぬものを伝えようとしている。創作でしか語れない部分があるんですよ。」
「物語にすることで、抽象化して、自分に当てはめやすくしたり・・・」
「直接言及しないことで、幅を持たせるというかなんていうか。」
「今色々登場している○○ガールも、そういう所を狙っているんじゃ無いかな、って思ったのかな?」
「はい、そうです。ツンデレな女の子にぐいぐい引っ張られるところに萌えを感じるだけじゃダメで、引っ張られる主人公をちゃんと追体験できるような心持ちで読んだりとか、女の子目線で考えてみるとか、その場におかれたら自分がどう振る舞うかとか、そういう幅があるんじゃないかな、って。」

対話式ですら難しい・・・

「それが、今回わざわざこんな対話形式にした理由?」
「そうです、この感覚を、ものすごくカラオケが上手な某教授に語るような感じで書けば、なんとか伝わらないかなあって」
「・・・うまくいってるかの判断は、読者の皆さんに委ねるしか無いね」

物語は書けません。書ける人が羨ましい。敬意を払いつつ、カフェパウゼを。

追記:ゆきみさんからの反応


これもまた仰るとおり。ゆきみさんの伝えたいモノはストーリーそのものであることは重々承知しております。


そうそう、この話はかつて出演した「らしたの部屋」でばんか(@)さんがとっていたスタンスに基づくものであります。(ちゃんとサイテーション挙げておきましょうよ、自分よ…)
ということで、貼り付けます。冒頭から8分くらいのところで語っています。

Rashitaの部屋 #004 - YouTube
ばんかさんが寓話スタイルで語っている「アシタノレシピ」連載はこちらからどうぞ。
明日のスイッチを押すレシピ