「組み合わせたら面白い #法分野カップリング」編集後記
憧れの企画をやってみた
以前やった企画のご紹介。結構面白い組み合わせができました。
内容は見ていただければわかるとおり、色々な法分野を「カップリング」してみよう、というものです。いやはや、A×Bで、AさんとBさんとがカップルになるという某業界特有の言い回しがあってですね、それになぞらえてみたわけです。「薄い本」とかも、然り。
装いはふざけていますが、着想のきっかけ自体は至って真面目です。

- 作者: 宇賀克也,高橋滋,大橋洋一
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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途中のツイートにも書いていますが、元ネタ(?)はこの本です。行政法の先生3人がホスト役になり、ゲストとして様々な分野の先生を招いて行われた「法学教室」(有斐閣)の連載企画です。
この本がきっかけで研究の道を志した私としては、「リバイバル」をいつかやってみたいのです。
・・・しかし、まだまだ力不足なので、Twitterでさわりだけやってみた次第です。
(有斐閣さん、高橋先生、宇賀先生、大橋先生すみません。)
気がつくと絶版になっている10年前のこの本ですが、問題関心自体は古びていません。研究者同士の対話のキレもすごいです。図書館等にはあると思いますので、ぜひ皆さんご覧になってください。
対話を誘発したい、もっと
現在、研究会報告をいくつか抱えている(ありがたいことです)のですが、その中にはこの企画の参加者と行うものもあるんですよ。そういう意味で、自分の歯車も少し動き出したなあという感じです。
でも、まだ足りない。もっともっと、やってみたい。
そのためには、ホスト役の先生のように、あるいはゲスト役の先生のように、どんな角度から切り込まれても説明できるだけの研究者としてのしっかりとした軸と説明能力を鍛えなければなりません。今後ある種の「他流試合」もたくさん行って、そして本流の研究もしっかりやって、鍛えていきたいと思います。
どっちか片方だと私、息苦しくて死んでしまいます(これ本当。研究会から引きこもって論文書いている時期は精神的にちょっとおかしかった気がする、まあそれくらいやらないと書けないけど・・・)。
自分のなかのやりたいことを見つめ直す作業を2月中にしていたんですが、なんてことはない、このブログに結構書いているじゃないか。
ということで、今後も「対話誘発型企画」はひとつのミッションとしてやっていきますのでどうぞよろしくお願いします。
真面目さと不真面目さとを適度に混ぜつつ、今日も「おいしい」カフェパウゼを。