Twitter以前のブログはどんな感じ?「日記」から「あなたと」への変遷 #ブロガーサミット
ブロガーサミットで感じた「大きな変化」
ものすごいイベントでした
前のエントリーで予告したとおり、「ブロガーサミット2013」に参加してきました。
ブロガーサミット2013「さぁ、自分を発信しよう」8月24日(土)開催 Agile Media Network
公式のハッシュタグがありまして、
その熱気がまとめられております。
私も後半はかなりツイートしていました。プレゼントまでいただいてしまって感謝感謝。
(こちらは「カフェパウゼ」ネタとして、あとでレビューしてみたいと思います。ありがとうございました。)
「大きな変化」としてのパーマリンク
最古参のユーザーやサービス提供者から比較的最近ブログを始めた人まで色々な人が集まったサミット。一番印象的だったことは、「ブログが登場したことで変化したこと」についての古参ユーザーおよびサービス提供事業者からのコメントでした。
それは、パーマリンクが生まれたこと。
このおかげで、「ディープリンク」がマナー違反ではなくなり、記事に直接リンクすることを歓迎するようになったんですね。
あまり取り上げられなかった「ブログ」自体の大きな変化
これを聞いたとき、あーなるほどと思う反面、自分にとって一番の変化はブログ登場以後にあったなあと思いました。ブログという概念がいろいろなものを含むため、新しいサービスが登場して場になじんでくると、今度はブログの立ち位置が変化したのです。
今回はその話をします。
Twitterの登場でブログの立ち位置が変化した
会場にいたかなりの人数は肌身に感じていることであると思うのですが、
Twitterの登場で、ブログの立ち位置は大きく変化したと感じています。
「○○のホームページ」からブログへ、そしてTwitterへ
それまでは、
いわゆる「○○のホームページ」とブログ
の対比で捉えられていたものが、ブログの台頭により「ホームページ」は姿を消しました。
そして、新たにTwitterが登場したことで、今度はブログの立ち位置が変化することになったのです。
それまで、「ホームページ」との対比ではフローであると捉えられていたブログが、
より更新が簡易であるTwitterの登場と波及によって、今度はストックとして捉えられるようになったのです。
また、双方向性においても、Twitterのほうが即時性と簡便性、そして「流れていく作用」が強いことから、いわゆるスパムコメントや悪意のあるコメントによって苦しめられていたブログサービスからコメント欄が消えました。トラックバック文化もいつの間にか廃れていきました。
更に、「普通の人達の日常」がTwitterやFacebookなどに流れていったこと、またはてなブックマークなどのサービスによる拡散等も相俟って、ブログとして残ったコンテンツは「一記事で情報を提供するもの」中心になっていたように思います。
実例として再公開します
こういった変化を、Twitter以後のブロガーさんにお伝えするのは実はなかなか難しい。
そこで、Twitterが一般社会に認知された2009年(この時点をいつにするかは難しい問題ですが、津田大介さんの「Twitter社会論」の公刊が2009年秋ですので、それに従います)以前のブログと、それ以後のブログを比較すれば良いのではと思いました。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
- 作者: 津田大介
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・・・ちょうど良いコンテンツがあります。私のブログです。
2005年から2008年にかけて、私ははてなダイアリーにて「Kaffeepauseの日記」というブログをやっていました。これがはじめてのブログです。
「日記」ということばは、そもそもサービス名が「はてなダイアリー」であること、また、ブログ以前の「日記サイト」へのオマージュを込めてつけたのだと思います。
そして、博士課程進学直前に閉鎖した後、
2012年から、現在ご覧になっている「カフェパウゼをあなたと」を始めたのです。
そのときには、もうTwitter以後のブログ世界に染まっていました。