カフェパウゼをあなたと

コーヒー片手に語らいを!わたしと、みんなと、そしてあなた自身の過去・未来と。

アイコンを「ふじもなおのアトリエ」バージョンに変更しました

「俺、転職したら似顔絵依頼するんだ…」

ツイッターおよび当ブログでのアイコンを、
ふじもなおのアトリエ
に依頼した似顔絵アイコンに変更いたしました。
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オプションであるリアルバージョンも依頼しました。
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背景をブログのテーマカラーのえんじ色に、服装を「紫魔導士」イメージのカーディガンに、そしてなんといってもコーヒーカップをもたせるというリクエストにばっちり応えていただきました。

4月末までセール中です

リンク先にもあるとおり、リニューアルオープンセールということで、4月末まで各種オプションが500円引きになっています。背景を自分の好きな色にするだけでもぐっとしっくりきますので、試したい方はぜひご検討ください。

ふじもなおのアトリエ

一度会った人なら、すぐに私だとわかってもらえるアイコン。ブログテーマを象徴しているアイテムも入れられて、大満足です。ありがとうございました。

#新人大学教員の心得 を聞いてみたら大反響でした

転職します

ごぶさたしてます、ぱうぜです。思いつきで台湾を再訪(おすすめのスポットについては別日に書きます)したり、昨年度の仕事の締めをしていたりする間に決まったことなのですが、私、5月から大学教員になります。ここまでこれたのは旧ブログも含めオンラインからのご支援・応援のおかげですので、改めて御礼申し上げます。

せっかくなので聞いてみよう

博論執筆時にも色々と先輩方にはアドバイスいただきましたし、中途半端な赴任時期のため、既に4月着任や4月異動で「大学教員あるある」を実感されている方もいるかもしれない。ということで、せっかくですからTwitterでタグ「#新人大学教員の心得」を作って聞いてみました。
#新人大学教員の心得 まとめ - Togetter

思いのほか反響が大きかったです。ご協力いただいた先輩大学教員の皆様、学生&元学生の皆様、本当にありがとうございます。

いただいたご意見に対する私の反応

いくつかの分岐点

今回、かなり拡散したために、実に様々なご意見がありました。原則、ネタ投稿も含めてこちらからの削除はしない。異論が出たらそこも含めて採録して後の読者に判断していただく」というルールにしました。逐次引用はしないので、上記リンク先を最後までご覧ください。
ちょっと身震いするような思いで見ておりました。

さっそく役に立ちました

正確にはこのタグで回ってきたわけではないのですが、先輩に良い本を教えてもらいました。

[高等教育シリーズ] 成長するティップス先生 (高等教育シリーズ)

[高等教育シリーズ] 成長するティップス先生 (高等教育シリーズ)


この本は、もともとは名古屋大学高等教育センターが運営していたウェブサイトを、書籍化したものです。
名古屋大学版ティーチングティップス Ver 1.2
ちょうど講義要項を作り上げなければならないこのタイミングで知るに、うってつけの本でした。
ご紹介いただきありがとうございました。

集合知のすごさ

ウェブでの情報交換のすごさ

そもそも「テイップス先生」の企画それ自体がそうなのですが、分野や立場を問わずに聞いてみる、言ってみるには適した企画でした。このような聞き方をすれば「それちがうんじゃないか」という議論はありますし、立場によって見えるものや言えることが違うのは当たり前なのです。こういう場が存在しうること自体も、また一つの知見でした。

両方の意見をご覧ください

もちろん、運営する側としてはもうちょっと仕組み・ルールを整えてからのほうがよかった、と反省しています。今回は「ネタ投稿も含めてこちらからの削除はしない。異論が出たらそこも含めて採録して後の読者に判断していただく」というルールにしましたが、この運営方針、ちょっとギリギリのところでした。そのため、今からご覧になる方も、あくまで個人の見解であり、信じるかどうかは自己責任でということでお願いします。

この話題も「研究ハック」ですよね・・・?

このような場を持ち続けることはできないか、と考えたところ・・・よく考えてみたら、もう始めていました。
「研究ハックフォーラム」をはじめます - カフェパウゼをあなたと
研究ハックフォーラムです。このたび、現在のメンバーによる投票を行った結果、非公開設定のままで運用することになりました。
このグループはリンク先にもあるとおり、「研究するときのちょっとした知恵」を交換するためのグループとして運営しております。メンバーの資格要件は「研究するときのちょっとした知恵」を交換することに関心があること、ただその一点であり、この定義は非常にゆるいものとなっております。そのため、現在でも学生や大学教員、弁護士、起業家など、様々な立場の方が参加していらっしゃいます。
今後、ティーチングスキルに関する話題も、大学教員においては研究と教育が密接連関していることから、研究ハックに属するものとして交換していければと思います。
「#新人大学教員の心得」企画に興味をもたれ、上記のエントリーのご趣旨を理解していただけた方は、ぜひ参加をご検討ください。

うまくいくかはやってみないとわからないけど、がんばります。
まずは、体勢を整えて、ゆっくりカフェパウゼができるようにしたいですね。それではまた。

「東京で #らした先生を囲む会」(4月28日)を開催します!

倉下忠憲さんを東京にお招きします

これから研究を始める人、これから研究活動に新しい技術を取り入れようとする人に、まず私がお勧めする本があります。この本です。

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)


かつて、思い余って長文の書評を書きましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
温故知新の誠実な一冊!倉下忠憲『Evernoteとアナログノートによるハイブリッド発想術』 - カフェパウゼをあなたと
この本の著者、倉下忠憲さんを、今回、東京にお招きしてファンミーティングを行います。

どんな人?という方のために

詳しくは、ご本人が運営しているブログ「R-style」をご覧になるとわかるのですが、一言でいえば、「非常によく物事を考えている方」「考える方法を考えるのが好きな方」です。
人柄が垣間見える長文インタビューもあります。
倉下忠憲 - BOOKSCAN × 著者インタビュー - BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス - 大和印刷
ちなみに、「らした先生」というのは、ツイッターID[twitter:rashita2]に由来する愛称です。ツイッターでつぶやく際には、「#らした先生を囲む会」というハッシュタグをお使いください。

なぜ企画したのか?

それは、…倉下さんが、「京都から離れずに作家活動をする」ことにこだわってらっしゃるから。ならば、ファンの力で呼んでしまおう、というわけです。ちょうど今回は、新刊が発売になったばかりですし、ここではソーシャルの力がとりわけ重要な意味を持っていますから、そのあたりも含めてお伺いしたいと思います。

ソーシャル時代のハイブリッド読書術

ソーシャル時代のハイブリッド読書術


「ハイブリッド」をタイトルにもつ作品としては3冊目ですね。
クラウド時代のハイブリッド手帳術

クラウド時代のハイブリッド手帳術


この本も大変良いです。
この「ハイブリッド」という言葉にこそ、倉下さんの哲学が凝縮されていると思います。新刊既刊問わず、なんなら今後の構想などについても語っていただきましょう。

お申込みはこちらから

今回のイベントは「私的ファンミーティング」です。営利目的はありませんが、倉下さんを京都から東京にまでお招きするための費用を、参加者みんなで負担します。
詳細とお申込みはこちらからどうぞ。
4月28日 東京で #らした先生を囲む会

注意:遅刻する場合は必ず連絡を

今回、費用を抑えるために、会場はなんと私の職場にある会議室です。そのため詳細にも場所は書いていません。また、日曜日なので、解錠が必要です。そのため、出入りが制限されておりますので、集合時間を守っていただくこと、途中参加の場合はきちんと連絡をいただくことをお願いいたします。

「知的な意見交換」を楽しみましょう

集え、クラシタン!

倉下さんにとっても、ファンにまねかれて囲まれるというのは初めてなのではないかなあと推察
します。恐らく、とっても楽しいブレスト大会にもなると思います。ぜひ、あなたもご参加ください。著書を持参いただければ、喜んでサインしていただけるでしょう(時間はたっぷり確保させていただきます)。

企画案も募集

参加者に送られるメールには、私のアドレスが記載されていますので、ぜひ、「こんなことしたい」という企画案を送ってください。また、ご質問も歓迎します。倉下さんへの質問も勿論ですが、今回、私はじめてセミナー系イベントの主催をしますので、至らない点があるとお感じの場合、早めにお伝えいただけますと大変助かります。

それでは、倉下さんを囲んで、みなさんと楽しいカフェパウゼ…じゃなかった、クラシタンの集いを開催することを心待ちにしております。

第2回 #グッときた歌 カラオケオフ(4月14日)開催します

また歌いたくなってきました

年度末の業務が一段落して、うっかりカラオケ行きたいとツイッターでつぶやいたところ、思いの外反応がありましたので開催します。私が主催するカラオケオフとしては二回目です。

前回:非常にもりあがりました

前回の企画と盛り上がりについてはこちらの記事をご覧ください。
みんなの #グッときた歌 をつぶやいてカラオケに行こう! - カフェパウゼをあなたと

第1回 #グッときた歌 カラオケオフ大盛況でした! - カフェパウゼをあなたと

今回も、ハッシュタグ「#グッときた歌」を用いて、聞くだけで心が動かされる曲、歌うときに歌詞に入り込んでしまう曲を紹介したりして、事前段階から盛り上がって頂ければ幸いです。もちろん、実況も歓迎します。

申込はこちらから

詳細及びお申し込みはこちらからどうぞ。
4月14日 第2回 #グッときた歌 カラオケオフ(東京都)
なるべく一部屋でやりたいので、15人程度にしたいと思います。
あまりにたくさん集まれば、パーティルームを検討します。
申込状況を見つつ調整しますが、
店に予約を入れますので、お早めの申込をよろしくお願いします。

熱唱したあとのビールはうまい。あれ、カフェじゃなくて、トリンケンパウゼか・・・。そんな言い方あるのかいな(たぶんない)。いずれにしても、よいオフになりますように。

「若手法学研究者フォーラム」はじめています

愉しい研究会の特徴は?

京都での研究会が愉しすぎた

冒頭で引用したツイートに私の報告風景が映っていますとおり、「情報法・情報政策研究会」の京都合宿、そして「ドイツ法フォーラム」で報告させていただきました。この二つの研究会が、いつもの研究会とはまた違った刺激があり、非常に愉しかったのです。あえて言えば、この進路を選んで本当によかったと心から思えたのでした。

「建設的質疑」と専門性の相対性

それでは、なぜそこまで愉しく、日頃よりも刺激を受けたのか。
以前、研究会での質疑についてこんな記事を書きました。
実りある研究会から「発話」と「発言」の間を考える - カフェパウゼをあなたと
ここでいわんとしていることと共通するのですが、批判的な質問は、ある意味やりやすいのです。抜けているところを指摘すればいいのですから。ただ、建設的な質問は、むずかしい。ただ「わからないから」と聞けば、相手は萎縮してしまうかもしれないし・・・。本当に面白くなるのは、建設的な質疑が出た後です。この二つの研究会は、他の研究会よりも建設的質疑が多かったのです。

それでは、多かったのはナゼ?・・・いくつか共通する特徴があると思うのですが、一番は専門性が様々であった、ということです。A分野の専門家と、B分野の専門家と、どっちでもない「普通の人」が混在して、全く関係のないαというテーマで語り合う、というスタイルでした。そのため、日頃はA分野の専門家だけで話しているときには疑いもしない自明の前提が、質問として出てくる。その質問それ自体が、そしてそれが引き起こす化学反応がとても建設的だったのです。

「若手」であること

また、参加者の年齢が近かったこともあげられます。「情報法・情報政策研究会」はだいたい20代後半から30代の人達の集まり。「ドイツ法フォーラム」は、出来た当初は30前後の皆さんが、15年続けた集まりですが、「若手と元若手の集まり」を自称しており、その気持ちを忘れないために「さん」で呼び合うことにしています。

「もっとやりたい!」

つぶし合わない、しかし気を抜かない

素直に心から出た言葉、「もっとやりたい」。特に、つぶし合わないけど気を抜かない研究会。もちろん、専門性の高い研究会で鍛えられた以上、それをおろそかにしてはいけないけれど、こういう形の集まりがあってもいい。

ロースクール時代に欲しかった

特に、気軽に、しかし真剣に、法学の話が出来る場所。これは、ロースクールに通いつつ研究者を目指していたときの私がとてもほしかった場でした。ドイツ法フォーラムはそんな私にとって、はじめての場として機能していたことを、昨日のことのように思い出します。


オンラインとオフラインの往復

オンラインのメリット

しかし、皆忙しい。いつもいつも顔を合わせるわけにはいかない。よろしい、ならばオンラインだ。オンラインで互いの関心を知っておく。また、「ちょっとしたこと過ぎてなかなか聞く相手がいない」ことも、手の空いたときに答える人がいる。

オフラインに持ち込もう

そして、オフラインでは、もう挨拶とか社交辞令とかなしで、どんどん話をする。やはり、顔を見ながら話をすると、情報伝達の速度も変わります。

なんなら動画で

さらに、動画でやりとりする方法も、この1,2年で飛躍的に幅が広がりました。これなら、遠方でも、オフライン類似のやり方ができます。

「若手法学研究者フォーラム」、はじめています

Facebookグループでやってます

あれこれ考えていても仕方が無いので、しばらくやってみました。思いのほか、よさそうなので、今回、メンバーを募集します。ただ、先に作った研究ハックフォーラムとは区別するため、「若手」の「法学関係」限定で考えています。専門によらない、また、必ずしも研究職ではない人でも研究手法に興味がある場合は、研究ハックフォーラムへぜひご参加ください。
「研究ハックフォーラム」をはじめます - カフェパウゼをあなたと

参加要件と留意事項

そのような趣旨から、参加要件を設けています。

参加要件:
1.2013年4月1日時点で、満40歳以下であること。
2.以下のいずれかに該当すること。
(1)法学系の修士課程・博士課程に在籍しているか、在籍したことがある方。
(2)法学系の博士課程進学や助教等への採用を目指して、現在、研究論文を執筆中である方。
(3)法曹資格を有しており、ロースクールでの教育に関心があり、今後研究論文を執筆する予定がある方。
(4)上記の趣旨に鑑みて、準じると管理人が認める方。
*ここでの「研究論文」:制度・事例紹介に留まらない学術的価値を目指している論文。長さは問いません。
3.参加後速やかに、関心分野、学歴、職歴、研究歴等を含んだ自己紹介投稿をすること。

また、留意事項も設けています。

書き込み時の留意事項:
1.法学研究・法学教育に関する悩みや、研究会案内等、参加要件に掲げた皆さんに聞いてみたいこと、お知らせしたいことを書き込んでください。
2.後から参加するかもしれないメンバーに見られても困らないことだけ書いてください。
3.誠実に、真剣に、しかし肩肘は張りすぎない投稿やコメントをお願いします。

実際の例

それでは、どういう議論がなされているのか?すこし抽象度を上げて紹介します。
弁護士で現在アメリカの大学院に留学しているメンバーが、ペーパー執筆中に困った事態に遭遇しました。「うわ、もうファーストドラフト固まったのに、同じ切り込み方の先行研究を見つけちゃった!どうしよう!」
そこで、大学教員のメンバーから、適切なアドバイスをいただいて一安心。
これ、研究ハックフォーラムでもありそうではありますが、法学研究での常識が問われているという意味では、法学に限定した意味が出たと感じています。
詳しくは、参加してみてください。

とりあえずやってみよう

どういうインパクトをもつか、これからどうなるかわかりませんが、とりあえずやってみよう、ということではじめます。
要件に当たる人、ぜひ、以下のページから参加申請してください!
ただ、ぱうぜと一度も会ったことがない人や、申請いただいたときに判別がつきそうがない人の場合はTwitterアカウント(@)あてのメンション等でお知らせください。
(もちろん、私のメールアドレスをご存知の方は、そこから質問していただいても結構です。)
こちらのリンクからどうぞ。
Facebook

うまくいくと良いな、そんな希望も込めて、今日もカフェパウゼを。

学位記をいただきました

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桜咲き乱れる学位記授与式

年度末にばたばたして更新が途切れがちですみません、ぱうぜです。
写真にあるとおり、過日、桜咲き乱れる母校キャンパス内にて、学位記をいただきました。
以前、論文審査前後に非常に体調を崩して
(その顛末はこちらの記事でどうぞ
博士論文口頭審査を振りかえろう - カフェパウゼをあなたと
どうなることやらと思っていたのですが、どうにか学位をいただきました。博士(法学)です。
Twitter等で励ましのお言葉を多数いただき、本当にありがとうございました。

博士ガウンにびっくり

それだけでは今回エントリまで立てる事は無いなあと思っていたのですが、ちょっとびっくりする一致があったのでご紹介させてください。
以前、人生観エントリとして、こんな記事を書きました。
紫魔道士というセルフイメージ - カフェパウゼをあなたと

そして、ゆのき(@)さんに、イラストを描いていただいたのでした。
組み合わせで独自の道を征こう!あなたのFアビリティは何だろう? - カフェパウゼをあなたと
せっかくなので、イラストを再掲しておきます。
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この二つのエントリーでは、ある意味で「何でも屋」である赤魔道士たるロースクールを経て、専門特化して青魔道士に転職した、という比喩を使いました。
・・・それで、改めて冒頭の博士用アカデミックガウンをきた私の写真を見ていただきたいのです・・・
青いガウンに、肩口に赤色のワッペン。
・・・そういえば、ロースクール修了時、法務博士(専門職)の学位をいただいたときのガウンはエンジ色でした・・・!

そう、思いがけず、紫魔道士の比喩は「そのまんま」だったのです。びっくりですね。
青魔道士ガウンを着込んで、しかし肩口には前職の赤魔道士ワッペン。アビリティしろくろま、って言ったら言いすぎかな?

これからもよろしくお願いします

いずれにしても、これでなんとか紫魔道士レベル1になりました。年度末業務も終わり、一段落しておりますので、引き続き「青魔法」開発を進めつつ、このブログ等でも色々とやっていこうと思います。ぜひぜひ、温かい眼で見守ってください。そして、何か企画するときにはぜひご参加ください。

皆さんの応援に感謝して・・・今日も美味しいカフェパウゼを。

講義用スライドってどうしてますか?

ぱうぜ、セミナー講師になって慌てる

昨年秋、ありがたいことに初めて講義をする機会がありました。某独立行政法人向けの個人情報保護セミナーです。私の専門は行政法なので、有り難い依頼。勤務先の業務にも余裕があったので、時間をかけて取り組みました。
最初にやったこと・・・実は、パワーポイントのお作法の習得でした。

プレゼン力がみにつくPowerPoint講座

プレゼン力がみにつくPowerPoint講座


この本、とても良かったです。

そもそも見たことないなあ・・・。

実は、私自身はスライドを使った講義をほとんど受けていません。出身大学の出身学部には未だにプロジェクターがなく、ロースクールでの講義でもプロジェクターは動画を見るときくらいしか使わない先生ばかりに当たったためでした。博士課程に入ってからはそんな大教室は使いません。・・・こういうと、理系研究者である夫には呆れられて、いざ、講義用スライドを作ってみると、冒頭のような家庭内熱血指導と相成ったわけです。

講義スライドの作り方!

途方に暮れていたところを救ってくださったのはるう(@)さんでした。
昨年の東京ライフハック研究会第10回で見せていただいた内容です。
このイベントについては、既にフィードバックシステムのすばらしさについてご紹介しました。
3+1つのフィードバックシステムがすごい!プレゼン大会 #tokyohack010 - カフェパウゼをあなたと

るうさんのプレゼンタイトルは、そのものズバリ、「講義スライドの作り方 ~Howを伝えるテクニック~」。渡りに船とはこのことですね。
ご自身のブログ「るうマニア」でも、移転を経て、少しずつ記事化されているので、リンクいたします。
連載はじめます: 講義スライドの作り方 ~ Howを伝えるテクニック ~(第0回)[プレゼン] | るうマニア
講義スライドの作り方 (第1回:講義と講演の違い)[プレゼン] | るうマニア
講義スライドの作り方 (第2回:講義スライドの特徴)[プレゼン] | るうマニア
講義スライドの作り方 [第3回] 地図を持たせよう![プレゼン] | るうマニア
旧ブログにもスライドがあります。
東京ライフハック研究会Vol.10 「プレゼン大会」でLTしました!(反省編)[プレゼン][イベント][ライフハック]#tokyohack | 旧るうマニア
まだ完結していない連載にコメントするのは気が引けるのですが(苦笑)、3月と言えばそろそろ講義準備で気が重い先生方も多いのでは無いかと思い、ご紹介する次第です。

るう師匠の教え:講演と講義は違う

目から鱗だったのは、「講演と講義は違うよ!」ということ。感動を伝える講演と、情報を伝える講義では、自ずから作り方が違ってくる。同じプレゼンテーションソフトを使ったって・・・!
どうしても、世の中に出ているプレゼン資料は講演型が多いように思いますので、講義型は違うという発想がありませんでした。そう言われてみれば、当たり前なのだけど。

講義スライド=「めくり」?

るうさんの詳しい教えについてはリンク先を見て欲しいのですが、結局の所、講義で必要なスライドは「読ませる」ことではなく、「イマココだよ!」ということを共有するための機能なのではないか、と思い至りました。それって、寄席にある「めくり」と同じなのかなあ。ただ、めくりでは演者の名前や、ネタのタイトルくらいしか表示しませんが、情報を伝えるためには、構造を示すことが大事で・・・るうさんが「目次」にこだわるのも、そういうことなのかと理解した次第です。

法学部の講義にスライドは必要か?

「スライド」必要/不要論

まだ法学部で講義が出来るような立場でもなく、とはいえもう学生でもない宙ぶらりんな立場ですので、的外れかもしれませんが、もう少しだけつらつらと考えてみます。
「目次を示す「だけ」だったら、スライドは要らないのでは?」
・・・そんな反論が予想されるわけです。実際、レジュメをホームページ等で事前にダウンロードすれば、いいような気も・・・
「レジュメに目次やキーワードは載せられる。図解が必要なら、それも載せてしまえばいいじゃないか。なぜ、プレゼンソフトのスライドが必要なのか?」
・・・そう問い詰められているような気がしたからです。
また、
「先生が語るのを構造化しつつノートに取る訓練が法学部の授業のいいところじゃないか」
という意見もあり得るかもしれません。
・・・もっとも、スライドを使うと、本当にそういうメリットはなくなるんでしょうかね・・・?

むしろ、「ノートのとりかた」「授業の受け方」の話?

しかし、そういう話は、スライドの善し悪しという問題だけじゃなくて、ノートの取り方の話のような気もしないでもないんですよね。

机上の空論ならぬブログの空論・・・ご意見募集。

ごちゃごちゃ考えているとよくわからなくなってきました(苦笑)。実際、皆さんはどうお考えなんでしょうか。TwitterやFBページ等で、ご意見いただければ嬉しいです。
フェイスブックページはこちらです。
http://www.facebook.com/kfpause

また、研究する人は教える立場にあることも多い、というゆるいつながりではありますが、広い意味で「研究ハック」ネタではあるので、研究ハックフォーラムでもご意見募集します。
(研究ハックフォーラムについては、この記事をどうぞ。
「研究ハックフォーラム」をはじめます - カフェパウゼをあなたと

これからも講師等お引き受けするかもしれませんし、次は夫の指導無くてもちゃんとしたスライドを用意してお引き受けしたいものです。皆さんのご意見・ご指導いただければ幸いです。

愉しい講義になりますように、今日もカフェパウゼを。